クローズドソース・データベースとオープンソース・データベースの比較
クローズドソース・データベースはプロプライエタリ・ソフトウェアです。ソースコードへのアクセス、変更、配布、再利用はできません。アプリケーション内でデータベースを使用するには、サブスクリプションまたはライセンスの費用を支払うことが一般的です。コードベースはコードを作成した企業によってメンテナンスされます。したがって、そのデータベース管理システムへの機能追加やバグ修正などは、その企業の対応に依存することになります。
これに対し、オープンソース・データベースのソースコードは誰でも閲覧・アクセスできます。ライセンス料は不要なため、商用データベースよりもオープンソース・データベースの方が総所有コスト(TCO)は低くなります。アプリケーション開発のためにソースコードを無料でダウンロードして修正でき、ベンダーのロックインもありません。しかし、その一方で、オープンソース・データベースの保守やセキュリティを確保する責任は利用者自身にあります。
オープンソース・データベースの例
数多くのオープンソースのデータベース・ソリューションがインターネット経由で入手できます。SQL クエリ用の構造化データの保存、JSON オブジェクトを介した非構造化データの保存など、さまざまな目的に利用できます。
一般的なオープンソースのリレーショナル・データベースとしては、以下のようなものがあります。
一般的なオープンソースの NoSQL データベースとしては、以下のようなものがあります。
- MongoDB
- CouchDB
- Cassandra
どのオープンソース・データベースが適しているか
ニーズに合ったデータベースを選ぶにはいくつかの方法があります。まず参考になる資料を参照し、導入の可能性を分析します。資料がまだ公開されていない場合は開発元に問い合わせることも検討します。さらに、ソースコードを参照することに加え、オンライン・フォーラムやブログを活用することで、どのオープンソース・データベースが適しているかを判断します。
オープンソース・データベースのワークロードを加速するピュア・ストレージのソリューション
ピュア・ストレージのオールフラッシュ・アレイは、NVMe ストレージのスピード、性能、信頼性をエンタープライズ・グレードのストレージ管理ソリューションと組み合わせ、モダン・データ・エクスペリエンスを実現するために必要なインフラストラクチャを提供します。
オンプレミスでもクラウドでも、オープンソース・データベースの保存場所を問わず、ピュア・ストレージは、以下のようなオープンソース・データベースの導入をサポートする製品とサービスを提供しています。
- FlashArray//X:性能が最適化された、オールフラッシュのエンドツーエンドの NVMe および NVMe-oF ストレージです。ティア0 およびティア1 ワークロードにブロック・ストレージを提供するように設計されています。
- FlashArray//C:容量が最適化された、QLC フラッシュを活用したストレージです。ティア2 アプリケーション向けにハイブリッド・ストレージと同等の経済性で NVMe 性能を発揮します。
- Cloud Block Store™:クラウドとオンプレミスのストレージを 1 つのハイブリッド・クラウドに統合
- FlashBlade®:効率的なスケールアウトが可能な統合型高速ファイル/オブジェクト(UFFO)ストレージ
ピュア・ストレージは、Purity や Pure1® といった強力なストレージ管理ソフトウェアと、オールフラッシュ・ストレージ・アレイによる優れたスピードと性能を組み合わせることで、ストレージをシンプル、シームレス、持続可能なものにします。