2019年6月25日
データを通じたイノベーションでより良い社会の構築に貢献する、オールフラッシュストレージプラットフォームベンダーのピュア・ストレージ(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、NYSE:PSTG)と、クラウドコンピューティング技術でお客様のITインフラやデジタルビジネスを支える富士通クラウドテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:愛川 義政 以下、FJCT)は、クラウドサービス「ニフクラ」のアジア太平洋・日本地域における展開を推進する協業を発表しました。FJCTは、ピュア・ストレージのアジア太平洋・日本地域(APJ)初となるマネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラムパートナーです。
FJCTはMSPとして、ピュア・ストレージのEvergreen SubscriptionモデルおよびEvergreen Storage Service(ES2)を利用し、「ニフクラ」の更なる拡大を図ります。ES2は、ピュア・ストレージによる、運用費のみ(OPEX)でSTaaS(storage-as-a-service)を提供するプライベートクラウドおよびハイブリッドクラウド用のサービスです。FJCTは、ピュア・ストレージが専売する販売、技術、マーケティングリソースの利用が可能となり、本協業によってAPJにおけるクラウドサービスビジネスの成長を加速させることができます。
ピュア・ストレージの戦略部門副社長のマシュー・キックスモーラー(Matthew Kixmoeller)は、次のように述べています。「この地域では、企業におけるクラウドへの注目はますます高まっています。しかし、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウド上のサイロに存在するデータの俊敏性をいかに高められるか、というのが課題の1つです。ピュア・ストレージは、そのような課題の解決をサポートするため、データ・セントリック・アーキテクチャと、業界の最先端を行くオールフラッシュソリューション群を開発しました。さらにFJCT社が持つクラウドのノウハウを組み合わせ、企業のデータをサイロから解き放つ魅力的なトータルソリューションを提供していきます」
FJCTの執行役員 事業戦略本部長、新見 昌弘は次のように述べています。「パブリック、ハイブリッド、プライベートといった様々な形態のクラウドサービスにおいて、高性能かつ高品質なストレージ環境をローコストで提供することは、FJCTにとってサービスビジネス基盤の重要な要素です。今回の協業によるピュア・ストレージ社製品の活用は、FJCTのクラウドサービス『ニフクラ』に更なる高速性、高い安定性と信頼性をもたらし、我々のクラウドビジネスを発展させる大きな推進力になると期待しています。また、FJCTでは日本国内のみならずアジア太平洋地域でのビジネス展開に向けて、個別構築型クラウドの提供など新たな形態のサービスを推進しております。ピュア・ストレージ社とのパートナーシップを契機として、アジア太平洋・日本地域(APJ)における両社のビジネス拡大を図りながら、今後も高性能・高品質なクラウドサービスを提供し続け、お客様の期待に応えてまいります」
ピュア・ストレージとFJCTの協業により、APJの顧客企業は以下のようなサービスのシームレスな利用が可能となります。
常に最新で高速なストレージ環境を提供 Evergreen Storage Subscription
ピュア・ストレージのEvergreen Storage Subscriptionでは常に最新で高速なストレージ環境をあらゆるワークロード環境にて提供します。業務の中断やダウンタイムを必要とせず、パフォーマンスへの影響もありません。最先端のデータ保護機能と稼働率実績99.9999%を誇る最高水準クラスの可用性、AES256bitの暗号強度によるセキュアなデータ格納を実現します。
「ニフクラ」ではピュア・ストレージのEvergreen Storage Subscriptionを用いて、ストレージメンテナンス時のダウンタイム・パフォーマンス影響を抑止することで、「ニフクラ」におけるストレージの安定性・信頼性を担保し、ユーザーにさらなる価値と安心を提供し続けます。
ハイブリッドクラウドのためのVM Analytics
VM Analyticsは、ピュア・ストレージのクラウドベースの総合的なパフォーマンス分析サービスです。インフラストラクチャ全体がグラフィカルなマップで表示され、仮想ディスク、VM、ホスト、データストア、ボリューム、ストレージなどを簡単な操作でスピーディーに可視化できます。分析結果を生かした効率的な管理・運用により、「ニフクラ」はさらに安定したクラウドサービスの提供を保証します。