MITテクノロジーレビュー調査では、アジア太平洋と日本の
ビジネスおよびテクノロジーリーダーにとって
データが競争力の鍵となることが明らかに
2018年7月13日(東京) ― データを通じたイノベーションでより良い社会の構築に貢献する、オールフラッシュストレージプラットフォームベンダーのピュア・ストレージ(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、NYSE:PSTG)は、2018年7月13日、ピュア・ストレージ・ジャパンの年次イベント「Pure Live 東京 2018」において、次世代のインフラストラクチャ設計となる同社の「データ・セントリック・アーキテクチャ」のビジョンを発表しました。Pure Liveは、ピュア・ストレージの戦略や製品ビジョン、技術革新に関する最新情報を共有するために、年に1度各地域で開催するカスタマーイベントです。今年のPure Live 東京では、ピュア・ストレージの戦略部門副社長のマット・キックスモーラー(Matt Kixmoeller)による基調講演のほか、NVIDIA社および一橋ビジネススクールのゲストスピーカーによる招待講演を行います。また、ピュア・ストレージは、MITテクノロジーレビューの調査結果を発表し、アジア太平洋と日本のビジネスおよびテクノロジーリーダーにとって、データが競争力の鍵となることを明らかにしました。
アジア太平洋および日本(APJ)でのPure Liveの開催は今年で3回目であり、引き続き、同地域を重視するというピュア・ストレージの強いメッセージを表しています。ガートナー社およびIDC社の調査によると、ピュア・ストレージの新規顧客数は過去12カ月間で倍増しており、引き続き業界をリードしています。
機械学習およびAI(人工知能)技術の発展により、データは情報資産からイノベーションの中核へと変わりました。データ駆動型の組織はさらに、データ中心型の組織へと移行することが求められています。今日の企業は、急速に進化するアプリケーション環境で事業を運営しており、データからインテリジェンスを獲得して、競争力と成長につなげることは、将来における成功の前提となっています。成功に向けては、マルチクラウド環境でデータを最適に保存、共有し、最終的に分析できるよう構築された最新の基盤が必要になります。
ピュア・ストレージが委託し、MITテクノロジーレビューが実施した調査によると、アジア太平洋および日本(APJ)地域のビジネスおよびテクノロジーリーダーの圧倒的多数である87%、および日本のリーダーの83%が、顧客に向けて成果を出すためにはデータは不可欠であると答えています。データ・セントリック・アーキテクチャは、ピュア・ストレージのテクノロジーで構築されており、データおよびアプリケーションの最適な利用を可能にします。また、データをコア要素として扱うことで、データセンターの設計の形が根本的に変わります。
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 代表取締役社長の田中 良幸は次のように述べています。「この調査結果は、常日頃から日本のお客様より聞いている話と一致しています。お客様のビジネス戦略にとって、データは重要な要素であり、顧客体験を改善するとともに、競争力を生み出すための鍵になります。我々は、AIなど最新の技術革新を活用して、お客様が組織全体のデータをシームレスに活用することができる、データ・セントリック・アーキテクチャの構築をサポートしています」
MITテクノロジーレビューの調査では、世界中の2,300人以上(APJはこのうち30%)のビジネスリーダーとテクノロジーリーダーにアンケートを実施し、AIを活用したデータインテリジェンスが切り開く膨大な可能性や、企業が対応すべき課題を探求しました。
AIは、データ駆動型のイニシアチブを利用することで、企業が業務の改善や顧客体験の向上、ビジネスパフォーマンスを推進する上で、かつてない機会を生み出します。しかしながら、AIの採用にはなお、コスト、データインフラストラクチャ、人材リソース、倫理面などの懸念が存在します。
MITテクノロジーレビューの調査結果:
- APJの80%、日本の72%のビジネスリーダーおよびITリーダーが、AIは業界にプラスのインパクトを与えると回答
- APJの85%が、AIは分析、効率化、人的ミスの削減に重要だと回答
- 日本では、AIの上位3つの利点は、競争優位性、高いセキュリティ、効率性の向上と回答
- APJの81%、日本の80%が、データの解釈および意思決定にAIが必要だと回答
大半の回答者は、データインテリジェンスを得るための時間とリソースが不十分と回答:
- 78%が膨大なデータを取得、分析、解釈する上で課題に直面していると回答
- APJの58%が、リソースおよび人材不足が、データ管理を向上する上で障害になっていると回答する一方、46%はリソースおよび人材不足がAIの採用の障害になると考えている
- 日本のリーダーが感じるAIの採用における上位2つの障害は、コスト(43%)とステークホルダーの了解(42%)