ピュア・ストレージ、革新的なファイル・サービスにより、エンタープライズグレードの俊敏性とシンプルさに新たな基準を確立

さらに、ピュア・ストレージのプラットフォームで提供する業界初のイノベーションとして、財務面の柔軟性をもたらすユニバーサル・クレジットおよび、VMware リソースの最適化を可能にする VM アセスメント機能を発表

2024 年 10 月 18 日

世界で最も先進的なデータ・ストレージ・テクノロジーとサービスを提供する IT のパイオニアであるピュア・ストレージ（NYSE: PSTG）は本日、Pure//Accelerate Tokyo 2024 を開催し、ピュア・ストレージ・プラットフォームにおける複数の新たなイノベーションを発表しました。その 1 つであるリアルタイム・エンタープライズ・ファイル・サービスは、急速に進化するモダン・アプリケーションのニーズに対応するよう設計されており、リアルタイムの変更、適応、再構成を可能にする動的なファイル・サービスです。さらに、仮想マシン（VM）アセスメント機能、業界初のユニバーサル・クレジットなど、STaaS（ストレージ・アズ・ア・サービス）のリーダーとしてのポジションをさらに強化するイノベーションも含まれています。

ピュア・ストレージは、本イベントで、ソフトバンク株式会社に、APJ（アジア太平洋・日本）部門の G.O.A.T. ブレークスルー・アワードを贈呈し、大規模な多次元の次世代クラウド・インフラとサービスにおけるイノベーションによる限界への挑戦と優れた成果を称えました。G.O.A.T. は Greatest of All Time（過去最高の偉業）を意味し、G.O.A.T. ブレークスルー・アワードは、ピュア・ストレージが最高の偉業を達成した企業に贈るアワードです。

ピュア・ストレージのプラットフォームは、シンプルで一貫性のあるストレージと、サブスクリプションベースのサービスによって、オンプレミス、パブリック・クラウド、ホステッドを含むさまざまな環境の広範なユースケースをサポートし、企業の俊敏性を高め、リスクを低減します。継続的な無停止アップグレードと、業界をリードする「アズ・ア・サービス」のエクスペリエンスにより、ピュア・ストレージのプラットフォームは、現代のエンタープライズにおけるニーズの進化にシームレスに対応します。

ファイル・サービスの変革：リアルタイムのエンタープライズ・ファイル・サービス

変化の激しい今日のビジネス環境において、従来のファイル・ストレージは、データ集約型アプリケーションには対応できなくなっています。柔軟性のない古いアーキテクチャを基盤とする従来のファイル・ストレージは、複雑な階層のプロトコルや管理を要し、アップデートや変更が極めて困難です。したがって、AI、分析、VDI などのモダン・ワークロードのニーズの進化に対応できません。ピュア・ストレージのプラットフォームが提供するリアルタイム・エンタープライズ・ファイル・サービスは、従来型ファイル・ストレージの制限の解決をめざして開発されました。企業におけるアプリケーションのニーズの変化をリアルタイムに、動的にサポートすると同時に、低い TCO（総所有コスト）で最大の成果をもたらします。ピュア・ストレージの最新のイノベーションは、次のような価値を提供します。

リアルタイムの俊敏性：従来型のファイル・ストレージは、事前に設定された、サイロ化したデータを使用するため、柔軟性がなく、最大容量の活用およびアプリケーションの動的なニーズへの対応が不可能です。ピュア・ストレージのプラットフォームは、ビジネスの動的な変化にリアルタイムに対応します。
- 全ストレージ・リソースの俊敏性：リアルタイム・エンタープライズ・ファイルは、グローバル・ストレージ・プールによってビジネスに俊敏性をもたらします。各アレイの容量の事前割り当て計画などの煩雑な作業を不要にし、ストレージ・リソースの最大限の活用を可能にします。さらに、Pure Fusion により、導入されているピュアのデータ・ストレージ・アセット全体で、ワークロードの配置やアレイの組み合わせのリバランシングなど、フリートレベルの運用を自動化できます。
- 移動なしのティアリング（Zero-Move Tiering）：従来型のファイル・ストレージでは、性能の異なるデータにアプリケーションがアクセスするには、性能要件を満たすアレイへの物理的なデータ移動が必要になるため、IT 部門の作業負荷が生じていました。リアルタイム・エンタープライズ・ファイルは、業界初のデータ移動なしのティアリングによって、この課題を解決します。IT 部門は、ティア間でデータを移動せずに、必要な性能レベルを提供できます。
- 完全無停止アップグレード：従来型のシステムでは、システムのアップグレードや再構成のたびに、データの移動、面倒な事前計画、エンドユーザーのダウンタイムが発生します。プラットフォーム全体で真の無停止アップグレード（NDU）を実現しているのは、ピュア・ストレージだけです。ピュア・ストレージの NDU は、ハードウェアとソフトウェアをインプレイスでアップグレードできます。アップグレードの内容を問わず、データの移動や損失も発生しません。
- コスト重視のワークロードのサポートを拡充：新モデル FlashBlade//S100 は、GPUDirect をサポートする AI 対応プラットフォームであり、あらゆる価格帯と市場のニーズに応える先進的な価格設定を実現しています。FlashBlade//S100 は、AI、コンプライアンス、コンテンツ共有、画像リポジトリ、IoT、エッジ、ROBO アプリケーションなど、エントリーレベルのエンタープライズ・ユースケース向けに設計されたスケールアウト・アーキテクチャを基盤としています。

ゼロベースで設計されたシンプルさ：従来型ストレージ・アーキテクチャに、複数の新機能を後付けで追加する方法は、複雑さの要因となり、管理負荷の大幅な増大につながります。たとえば、ワークロードごとに QoS を設定する必要があります。ピュア・ストレージのプラットフォームは、次のような特長によって、管理のシンプルさを再定義しています。
- クラウドライクな運用：リアルタイム・エンタープライズ・ファイルは、ピュア・ストレージ・プラットフォームのクラウドライクな運用により、 IT 部門に圧倒的なシンプルさを提供します。データを配置するだけで、SLA に基づいたストレージの拡張、データ量の増大にあわせた自動調整が容易にできます。また、QoS やマルチプロトコル設定などのサービスの自動化も可能です。
- 自然言語を介したファイル・ストレージ管理：ファイル・ストレージの管理をシンプルにする AI コパイロットは、ピュア・ストレージが提供する業界初の自然言語モデルです。AI コパイロットを活用することで、IT ジェネラリスト、DevOps チーム、経験豊富なストレージ管理者を含む誰もがファイル関連の課題に効率よく対処し、IT のボトルネックを解消できます。
STaaS のメリットをファイル・ストレージにも拡張：ピュア・ストレージは、業界で唯一、ファイル・ストレージのための真のストレージ・アズ・ア・サービス Evergreen//One を提供し、業界最多の SLA を同時に保証しています。

上記の他にも、ピュア・ストレージのプラットフォームは、将来のニーズにも対応する新たなイノベーションを提供しています。

新機能の仮想マシン（VM）アセスメントによる仮想化運用の最適化

仮想化環境の不確実性と革新性が高まるなか、ピュア・ストレージのプラットフォームは、重要なワークロードの仮想化運用の最新化を支援する VM アセスメント機能を提供します。業界に特化したこの VM アセスメント機能は、Pure1 に実装され、性能の監視、シナリオ・プランニングの改善、ライトサイジングに関するレコメンデーションの提示を行います。管理者は、VM リソースを最適化するタイミングを特定できるだけでなく、VM リソースの利用状況やサブスクリプションの内容に関する深いインサイトが得られます。VM アセスメントは、Pure1 のサブスクリプション契約に含まれており、利用に追加料金はかかりません。

業界初のユニバーサル・クレジットで財務面の柔軟性を提供

ピュア・ストレージは、これまでにない柔軟性を提供する業界初のユニバーサル・クレジットを発表し、STaaS のリーダーとしてのポジションを強化しました。ユニバーサル・クレジットは、購入したクレジットのプールを、特定のサブスクリプションに限定せずに、さまざまなサービスで利用可能にする仕組みです。ユニバーサル・クレジットを購入し、Evergreen//One、Pure Cloud Block Store、Portworx の各サービスに適用することで、ボリューム・ディスカウントを利用できます。

エグゼクティブの声

「今年の 6 月にラスベガスで開催した Pure//Accelerate 2024 で、ピュア・ストレージは、新たなプラットフォーム戦略を正式に発表しました。データをインテリジェントにデプロイ、拡張、管理する革新的な方法です。ピュアは本日、モダン・データ・ストレージ・プラットフォームの水準をさらに押し上げます。柔軟性のない従来型ファイル・ストレージは、長い間、お客さまの障壁となってきました。頻繁な技術更新が、大きな不利益を生じさせます。ピュア・ストレージのプラットフォームによるリアルタイム・エンタープライズ・ファイル、新機能の VM アセスメント、ユニバーサル・クレジットの提供を通じて、急速に変化する複雑な環境をお客さまが力強く前進するための一助となることを願っています」

ピュア・ストレージコア・プラットフォーム事業部門ゼネラル・マネージャー

ショーン・ハンセン（Shawn Hansen）

「本日の発表内容は、日本とアジア太平洋地域のお客さま、パートナーさまに大きなメリットをもたらします。ピュア・ストレージは、今後も引き続き、独自のプラットフォーム戦略を通じて、さらにシンプルで俊敏なエンタープライズ・データ管理の提供をめざします。これまでの 15 年間、ピュア・ストレージは、お客さまへの実質的なビジネス価値の提供をめざして、継続的なイノベーションに注力してきました。AI をはじめとする最新テクノロジーの最大活用、データのリスク管理、サステナビリティ目標の達成など、お客さまにおける価値創出を引き続き支援します」
ピュア・ストレージアジア太平洋・日本地域担当 VP 兼ゼネラル・マネージャーネイサン・ホール（Nathan Hall）

「ストレージのモダナイズは、データドリブンな現代のビジネスにおいて極めて重要です。アクセスと管理が容易でシンプルなストレージ環境を持つことは、市場投入の迅速化をめざす企業にとって、欠かせない要件となります。ピュア・ストレージのプラットフォームは、圧倒的な差別化で、モダン・ストレージ・インフラに対する顧客の認識を変えました。リアルタイム・エンタープライズ・ファイルの登場と STaaS の拡張により、市場リーダーとしてのピュア・ストレージのポジションはさらに強固なものになるでしょう」
ムーア・インサイト&ストラテジー（Moor Insights & Strategy）VP 兼プリンシパル・アナリストマット・キンボール（Matt Kimball）氏

ピュア・ストレージについて

ピュア・ストレージ（NYSE：PSTG）は、規模を問わずあらゆるデータを保存・管理・保護する、最先端のデータ・ストレージ・プラットフォームを提供しています。ピュア・ストレージは、究極のシンプルさと柔軟性によって、お客さまにおける時間、コスト、エネルギーの節約を可能にします。さらに、AI からアーカイブまで、ユースケースを問わず、オンプレミス、クラウド、ホステッドを含む複合環境を単一の統合型ストレージ・アズ・ア・サービス（STaaS）プラットフォームでサポートし、一貫性のあるクラウドライクなエクスペリエンスを提供します。ピュア・ストレージのプラットフォームは、お客さまのニーズの変化にあわせて進化する Evergreen アーキテクチャを基盤としており、計画的ダウンタイム「ゼロ」を保証し、常に最新のイノベーションを提供します。ピュア・ストレージのお客さまは、容量と処理能力の拡張と同時に、CO2 排出量とエネルギー消費量の大幅な削減を実現しています。ピュア・ストレージは、お客さまに愛される企業であることを自負しており、このことは、NPS 顧客満足度調査における業界最高の評価でも証明されています。ピュア・ストレージについて詳しくは、こちらをご覧ください。

Pure Storage、「P」のロゴ、Portworx、Pure Fusion、FlashArray、FlashBlade、Evergreen、Evergreen//One、Pure1、Pure Cloud Block Store は、米国およびその他の国における Pure Storage, Inc. の商標または登録商標です。また、purestorage.com/trademarks に掲載されているピュア・ストレージの商標リストにあるマークは、Pure Storage, Inc. の登録商標です。このプレスリリースの全ての商標または名称は、それぞれの権利者に帰属します。