2021 年 11 月 18 日
マルチクラウドの世界でストレージ・アズ・ア・サービスを提供する IT のパイオニアであるピュア・ストレージ(NYSE: PSTG)は、Microsoft Azure と提携し、クラウド上で実行される大規模かつ並列のハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)ワークロードに追従できるデータ・レイヤーを提供することで、次世代チップの設計を大幅に高速化することを発表しました。エクイニクスの FlashBlade at Equinix with Microsoft Azure for EDA は、エンジニアリング・デザイン・オートメーション(EDA)のワークロードにクラウド隣接型のストレージを活用するための、史上初の検証済みソリューションです。
先進的なチップ開発を必要とする顧客は、現在のレガシーなストレージ・アーキテクチャでは提供できない、はるかに高いパフォーマンスを求めています。世界的な半導体不足の中で、企業は HPC ワークロードのためにパブリック・クラウドを活用し、全体的な設計と製造のスピードアップを図ることを検討しています。
ピュア・ストレージとエクイニクスは、Microsoft Azure と提携して、EDA、HPC、およびソフトウェアのビルドやテストなどの高度な並列ワークロード向けに、クラウドに隣接したストレージを提供します。このソリューションは、多次元のパフォーマンスを大規模に実現する先進の UFFO(Unified Fast File and Object)ストレージ・プラットフォームである Pure Storage FlashBlade® を活用しています。
FlashBladeは、次世代の半導体設計を念頭に置いて設計されており、リソース利用の効率性を改善するとともに、ボトルネックを解消するための高度な分析機能を備えています。FlashBlade は、シンプルさ、多次元的なパフォーマンス、スケーラビリティという基本的な価値提案により、ジョブ実行時間の短縮を可能にし、EDA ワークロードにとって理想的なストレージ・ソリューションとなっています。
ピュア・ストレージ FlashBlade ビジネス・ユニットの、戦略およびソリューション担当バイス・プレジデントであるエイミー・ファウラー(Amy Fowler)は、次のように述べています。「パブリック・クラウドの処理能力は、チップ設計者にイノベーションをもたらすものですが、それに追いつくためには、迅速に拡張できる高性能なストレージが必要となります。FlashBlade と Azure を組み合わせることで、EDA のお客様は、データのガバナンスとセキュリティを完全にコントロールしながら、次世代の製品開発のためにパブリック・クラウドの実質的に無制限の計算能力を利用することができます。」
FlashBlade at Equinix with Microsoft Azure for EDA は、エクイニクスのデータセンター内に FlashBlade を設置し、Azure に低レイテンシーで接続しています。このソリューションには、以下のようなメリットがあります。
- クラウド導入の簡素化:アレイレベルの機能を使用して、データをステージングし、いつでも、どこからでもクラウド利用の準備ができます。
- パフォーマンスのスケール:FlashBlade は、ファイルおよびオブジェクト・データ用の高性能オールフラッシュ・ストレージ・システムです。 シャーシごとに数十万の並列 TCP 接続をサポートし、ハイレベルな並列計算を可能にします。
- セキュリティとデータ制御:お客様は、セキュリティとデータ管理機能が組み込まれた FlashBlade の Purity オペレーティング・システムを活用し、データを完全に制御できます。 企業は、データを移行することなくマルチクラウド環境に柔軟に対応することができます。
Microsoft Azure の製品、モデリング&シミュレーション担当のムジタバ・ハミッド(Mujtaba Hamid)氏は、次のように述べています。