2021 年 7 月 29 日
マルチクラウドの世界でストレージ・アズ・ア・サービスを提供する IT のパイオニアである Pure Storage, Inc. の日本法人であるピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 田中良幸、以下ピュア)は、Kubernetes 向け統合データプラットフォームである Portworx 製品の次期バージョンである Portworx Enterprise 2.8 と、クラウドベース管理ツールである Pure1 の最新バージョンである Pure1®Digital Experience を発表しました。これらの新しいイノベーションとクラウド対応ソリューションにより、お客様は散在するデータを活用して確実にビジネスチャンスや成果につなげ、最新のアプリケーションを導入することができます。
多様化するお客様のニーズに応えるため、ピュアはモダン・データ・エクスペリエンスにより、創業以来当社を支えている 3 つの哲学、「クラウド対応」、「最高のエクスペリエンスの提供」、そして「イノベーション・リーダーシップ」に根ざした進歩をもたらしています。
クラウド対応:Portworx Enterprise 2.8
ピュアは、クラウドの特性をあらゆる場所に適用することで、サイロ化やベンダー・ロックインなどのレガシーなインフラストラクチャの課題を排除しながら、マルチクラウドの世界とクラウドネイティブ・アプリケーションのストレージを再定義します。モダン・データ・エクスペリエンスにより、お客様は最高クラスのコンテナ・オーケストレーション、柔軟でグローバルなデータ・モビリティ、「as a Service」として提供されるサービスの利用を、すべて単一のコンソールで管理できます。ピュアを使用することで、AWSまたはMicrosoft Azure 上の Cloud Block Store といったサービスにより、パブリック・クラウド間の分割の溝を埋め、お客様はエッジからクラウドまで一貫したエクスペリエンスを得ることが可能になります。Portworx とピュアのポートフォリオ間の「API統合」により、コンテナ化されたアプリケーションのオンデマンド・プロビジョニングとデータ保護がシンプルになり、組織は Portworx Enterprise 2.8 のリリースにより、ストレージをコードとして活用できるようになります。
ピュアの製品とサービス・ポートフォリオ全体および VMware Tanzu との新しい統合により、お客様は Portworx® を使用して、Kubernetes の使用をかつてないシンプルさでより高いレベルに拡張できるようになりました。FlashArray™ および FlashBlade® でのダイナミック・ストレージ・プロビジョニング、Pure1® による一元管理やサポートなどの新機能により、Portworx は、コンテナ化されたワークロードをクラウド、ベアメタル・インフラストラクチャ、ピュア・ストレージ・アレイ、さらには競合ストレージ・ソリューションとも、全体でシームレスな統合を可能にします。
ガートナーは、インフラストラクチャと運用責任者の 40% が、2025 年までにハイブリッド・クラウド・ストレージ・アーキテクチャを実装すると予測しており、この割合は 2021 年の 15% から増加しています*1。お客様がハイブリッド・クラウド戦略を採用している場合でも、最新のアプリケーションを実行するには一貫した環境が必要です。つまり、クラウド内かオンプレミスかに関係なく、同じレベルのストレージおよびデータ管理機能が必要です。
最新のバージョンとなる Portworx Enterprise 2.8 では、幅広い Kubernetes エコシステムをサポートし、Kubernetes アプリケーションで、パブリック・クラウドと同じようなエクスペリエンスを得ることができます。 Portworx Enterprise 2.8 は、2021 年 8 月より提供予定です。
最高のエクスペリエンス:Pure1® Digital Experience
シンプルでスマートなエクスペリエンスは、ピュアの基盤です。ピュアが Evergreen と Pure as-a-Service でストレージ・インフラストラクチャを支えるビジネスモデルを再定義したのと同様に、購入やデータ保護、顧客満足に関するビジネス・リスクを排除しながら、残りのITオーナーシップ経験を再定義し、IT チームがニーズを予測し、条件や時間に応じてリソースを取得できるようにします。今回アップデートされた Pure1® Digital Experience により、セルフサービス管理とデジタル調達を備えた新たな自動モニタリングとAIによる推奨機能が利用可能となります。
新機能には、以下が含まれます。
- AI エンジン、Pure1 Meta® のアップデート:問題をプロアクティブに特定し、動作が停止する前に解決されるよう解決策を規定する予測サービス管理を提供
- AI によるパフォーマンス、容量、拡張に関する推奨:新しい Pure1 Digital Experience は、リソースがどのように使用されているかを追跡するだけでなく、ワークロードを追加または移動した場合の予測を実行
- セルフサービス管理とデジタル調達:Pure1 サービス・カタログの拡張されたサービスにより、ユーザーは単一のインターフェースから、オンプレミスおよびハイブリッド・クラウド・ストレージのサービスや、プロフェッショナル・サービスになどに幅広くアクセスが可能
機能強化された Pure1 Digital Experience は、追加費用なしで、すべてのお客様にご利用いただけます。
イノベーション・リーダーシップ:Evergreen
オールフラッシュ・データセンターに対するピュアのビジョンが現実のものとなり、ハイブリッド・アレイがほとんど過去のものとなりつつある今、ピュアは、革新的なリーダーシップの次のフェーズの基盤を築いています:それは、最新のアプリケーションを強化するためのオンデマンド・データサービスの提供です。最新のアプリケーションは、独自の属性をサポートするために、新たな考え方とアーキテクチャが必要です。ピュアは、インフラストラクチャを最新のものにするために革新を続けることで、デジタル・ファーストの世界でビジネスを推進するために必要な機能をお客様に提供しています。一方、お客様は最新のデータ保護と超高速のリカバリでセキュリティの脅威を軽減でき、既に搭載されている、持続可能な Evergreen アップグレードにより煩雑な更新作業が不要になります。
ピュアの日本におけるビジネス状況
ピュアは日本において、最新のデータ・ソリューションにより、引き続き堅調に推移しており、2021 年第 1 四半期の IDC Worldwide Quarterly Enterprise Storage Systems Tracker によると、11.5% 縮小した日本市場において 85.5% の成長を達成し、他の全てのベンダーを上回る結果となりました。
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社の代表取締役社長、田中良幸は次のように述べています。